夕顔(ユウガオ)を栽培してはいけないのはなぜ?理由をやさしく解説!
夕顔といえば、夕方から夜にかけて美しい花を咲かせ、翌朝には萎んでしまう花を思い浮かべますが、ここで紹介するのは夕顔の実である野菜の夕顔(ユウガオ)です。
夕顔は栽培してはいけないと噂されることがありますが、その理由はどうしてでしょうか。今回は、その理由をやさしく解説します。
野菜の夕顔(ユウガオ)とは?
Photo by Treeさん@GreenSnap
夕顔は北アフリカ、もしくはインドが原産のウリ科の植物です。あまり知られていない植物ですが、きゅうりやゴーヤの仲間であり、かんぴょうの原料として使われる野菜です。
夏にかけて大きな実を実らせることで知られ、苦味の少ない品種を食用として食べられます。
夕顔を植えてはいけないと言われる理由は?
夕顔を植えられないと言われる主な理由は3つあります。ひとつは気候条件、ふたつ目は連作障害、そして最後は栽培地域による制限です。
地域によって育てるのが難しいため
夕顔は暖かい地域が原産のため、適切な気温が確保できない環境では上手く育ちません。気温が25度以上の暖かい環境でないと、種の発芽や植物の生育がスムーズに進まないのです。寒冷地では栽培が難しくなります。
以上のような気候や栽培条件から、夕顔の苗の販売や栽培には地域による制限があるのが一般的です。耐寒性に優れた品種が開発されれば緩和されるかもしれませんが、現状では寒冷地では簡単に栽培できる植物とは言えません。
連作障害が起こりやすいから
夕顔はウリ科の植物なので、連作障害が起こりやすい性質があります。連作障害とは、同じ場所で続けて栽培すると土壌中の病原菌が増え、植物が思わしく育たなくなる現象です。最悪の場合、株が枯れてしまうこともあります。
夕顔(ユウガオ)の栽培を楽しもう!
夕顔は適した環境で上手く栽培すれば、その不思議な花を楽しめる魅力的な植物です。地域の制限もありますが、育てられる地域の方はぜひ栽培にチャレンジしてみてください。