【白菜(ハクサイ)の育て方】 初心者が押さえるポイントは?植え付けや追肥の時期はいつ?

白菜(ハクサイ)の基本情報

科・属 アブラナ科ハクサイ属
栽培難易度:やや難しい
植え付け時期 8月下旬〜9月上旬
収穫時期 11月下旬〜1月下旬
置き場所 日当たりと風通しの良い場所
肥料 元肥:必要 / 追肥:必要

白菜(ハクサイ)とは?

Photo by masakoさん@GreenSnap

白菜は鍋物や漬物など、様々な料理に活用される冬の食卓には欠かせない野菜です。栽培はやや難しく中級者向けですが、種まきの時期を間違えなければ初心者でも育てることができます。

家庭菜園では、早く収穫できる早生種がおすすめです。小さく育つミニ品種を選べばプランターでも栽培できます。

置き場所・日当たり

白菜は日当たりと風通しの良い場所を好みます。プランター栽培の場合は半日陰、地植えの場合は1日のうち午前中は直射日光が当たる場所が適しています。生育適温は15〜20度前後で、結球期には13〜15度の冷涼な気温が理想的です。

種まき

白菜は8月下旬から9月上旬にかけて種まきを行い育てていきます。発芽適温は15〜25度で、午前の時間帯に種まきを行うと発芽しやすくなります。

プランター栽培の場合は直接プランターに種をまき、間引きを行います。苗から育てる場合はある程度の大きさまで育苗ポットで育て、9月上旬から10月上旬にかけて畑に植え付けを行います。

用土

白菜は水はけと水持ちの良い土を好みます。プランターで育てる場合は市販の野菜用培養土でも問題ありません。

地植えで育てる際は、植え付けの2〜3週間前から土壌の準備を行いましょう。苦土石灰をまいて土壌を中和し、堆肥や化成肥料を施して畝を作ってください。

肥料

白菜は肥料をしっかりと必要とする野菜です。元肥が少なかったり、追肥が足りないと肥料切れを起こして結球ができなかったり、大きく育ちません。

植え付け前に元肥を施し、その後は2週間に1回程度化成肥料を施しましょう。

水やり

プランター栽培の場合は土が乾いたら水やりを行いますが、雨の多い時期は控えめにしましょう。地植えの場合は、特に水やりは必要ありませんが、長期間の乾燥が続く場合には朝夕涼しい時間に水をやります。

防寒対策

白菜は、霜が降りたら防寒対策を行います。一番外側の葉をぎゅっとひもで縛り、結球した部分を守りましょう。まだ暖かいうちにひもで縛ると害虫の棲家になってしまうので、必ず初霜が降りてから作業してください。

収穫

白菜の収穫時期は、実ががっちりとかたくなってからです。株元をナイフや包丁で切って収穫しましょう。

病気・害虫

白菜によくみられる病気には、ゴマ症やチップバーン(心腐れ症・縁腐れ症)、モザイク病、ベト病、尻腐病、軟腐病、根こぶ病などがあります。害虫にはアオムシ、アブラムシ、ダイコンハムシなどがあります。多湿を避けて水はけをよくし、病気や害虫が発生したら、初期から薬剤散布などで防除に努めましょう。

白菜の育て方でよくある質問

プランター栽培と地植え、どちらがおすすめですか?

プランターは場所を取らず、水やり管理がしやすい利点があります。一方、地植えは本来の大きさまで育つ分、収穫量が多くなる傾向にあります。初心者には管理の容易さからプランター栽培がおすすめです。

Q.白菜が結球しない原因は何でしょうか?

葉が十分に生長しておらず、外葉の枚数が足りていないことが主な原因です。また、種まきや植え付けの時期が遅れていると、適切な気温環境で育てられずに結球しにくくなります。肥料不足や病害虫の影響もあります。

白菜(ハクサイ)の育て方まとめ

白菜の栽培で気を付けるポイントは、種まきの適期と十分な施肥です。夏から秋にかけての種まきで、冬の低温期に収穫を迎えるスケジュールが理想的です。プランター栽培なら初心者でも育てやすく、畑に植えれば収穫量を確保できるでしょう。中級者向けの野菜ですが、ポイントを押さえてぜひチャレンジしてみてくださいね。

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