【皇帝ダリアの育て方】挿し木で増やせる?冬越しの方法は?

皇帝ダリアの基本情報

科・属 キク科ダリア属
栽培難易度:ふつう
植え付け時期 3月〜5月
収穫時期 不要
置き場所 日当たりと風通しの良い場所
肥料 元肥:必要 / 追肥:不要

皇帝ダリアとは?

皇帝ダリア

Photo by センニンさん@GreenSnap

皇帝ダリアは、ダリア属に属する多年草の植物で、メキシコから中米原産のものです。草丈が5〜6mと非常に高く、晩秋から初冬にかけて大輪の花を咲かせることから「ダリア界の王様」と呼ばれています。

皇帝ダリア本来の魅力を楽しむには地植えが向いていますが、寒さに弱いため寒冷地では鉢植えで育てるのがいいでしょう。

栽培環境・日当たり

皇帝ダリアは日当たりと風通しの良い場所を好みます。近くに街頭などの夜間照明があると花芽がつきにくくなるので、夜間は暗くなる場所で栽培しましょう。

冬の寒さには弱く、霜に当たるとすぐに枯れてしまうため、地植えの場合はマルチングや敷き藁で対策を施しましょう。鉢植えの場合は暖房の効いていない室内に取り込みます。

植え付け

皇帝ダリアの植え付け時期は3月〜5月で、苗や球根から育て始めるのが一般的です。

用土

皇帝ダリアは水はけと水持ちの良い、有機物が豊富な土を好みます。鉢植えで育てる場合は、市販の球根、宿根用の培養土で植え付けましょう。地植えの場合は元肥を十分混ぜた土壌を用意します。

肥料

皇帝ダリアの肥料は、鉢植えの場合は、5月から10月の生育期間中に適量の緩効性の化成肥料を施します。地植えの場合は施肥は必要はありません。

水やり

皇帝ダリアは、鉢植えの場合は土が乾いたら十分に水を与えます。夏場は朝晩2回の水やりを心がけましょう。冬期は乾燥気味に管理します。地植えの場合は水やりは基本的に必要ありません。

支柱・仕立て

皇帝ダリアは、植え付け時に、丈夫で長い支柱を立てて支柱組みを作っておく必要があります。草丈が高くなるため、支柱への誘引が重要です。

摘心・切り戻し

皇帝ダリアの背丈を小さく育てるには、6月から8月にかけて、草丈が1mを超えた頃に摘心や切り戻しを行い、草丈の調節を行います。8月までに終了させましょう。

病気・害虫

特に気を付ける病気はありませんが、まれにアブラムシが発生することがあります。発生を見つけたら、薬剤ではなく牛乳や粘着テープなどで駆除しましょう。

増やし方

皇帝ダリアの増やし方には、主に分球と挿し木の2つの方法があります。

分球での増やし方

皇帝ダリアは宿根草なので、毎年冬に地上部が枯れ、地下の塊根で冬を越します。ダリアを増やしたい時は、花が咲き割ったら株元を切り取り、球根を掘り上げて冷暗所で保管しましょう。2〜3月に掘り上げた球根を分球させて、新たに植え付けると増やすことができます。

挿し木での増やし方

春から初夏にかけて、皇帝ダリアの茎を10〜15cm程度の長さで切り取ります。切り取った茎の下部の葉を取り除き、挿し木用の土に挿します。水やりをして、日当たりの良い場所で管理します。根が出てきたら、個別のポットに植え替えましょう。

皇帝ダリアの育て方でよくある質問

鉢植えと地植えではどちらが向いていますか?

皇帝ダリアの本来の魅力を楽しむには、地植えがおすすめです。しかし、鉢植えでも花は楽しめますので、環境に合わせて選びましょう。

種からの育成は可能ですか?

可能ですが、球根や苗からの方が手軽に育てられるでしょう。種からの育種には時間と手間がかかります。

皇帝ダリアはご近所迷惑になりますか?

皇帝ダリアは大きく育つため、大きく伸びすぎたり、花がらや落葉が散らかってご近所迷惑になることがあります。花が咲く時期、落葉期には、こまめに掃除し、必要に応じて摘心を行なって背丈を調整しましょう。

皇帝ダリアの育て方まとめ

花の中でもトップクラスの豪華さと美しさを持つ皇帝ダリアは、ダリア界の王者として君臨しています。皇帝ダリアの特性や開花時期を理解していれば、栽培はそれほど難しくありません。ぜひご自宅に豪華な皇帝ダリアを飾ってみてはいかがでしょうか。

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