【ムスカリの育て方】花が終わったらどうする?球根を太らせるには?

ムスカリの基本情報

科・属 キジカクシ科ムスカリ属
分類 球根植物
植え付け時期 10〜11月
開花時期 3〜5月
育てる場所 日当たりのよい場所
肥料 元肥・追肥:必要

ムスカリとは

ムスカリPhoto by いちさんさん@GreenSnap

ムスカリは、キジカクシ科ムスカリ属の球根植物で、草丈15cmほどで3〜5月頃にブドウのような青紫色の花を咲かせます。春の花壇を彩る人気の花のひとつで、チューリップやスイセンとの相性はバッチリです。

またムスカリは耐寒性があり丈夫で育てやすく、植えっぱなしでも毎年よく咲き、初心者にもおすすめの草花です。

ムスカリの育て方

日当たり

ムスカリは日光を好み、直射日光の当たる場所で育てるとよいです。午前中だけでもしっかりと日を浴びることができれば、育っていくので半日陰でも育てることができます。

水やり

地植えの場合は、基本的に水やりは必要ありません。鉢植えの場合は、土の表面が乾いてきたらたっぷりと水やりをします。開花時期の3〜5月の間に水切れしないように注意しましょう。

植え付け

ムスカリの植え付けは、10〜11月頃が適期です。9月から植え付けることもできますが、葉っぱが伸びて見た目にしまりがなくなってしまいます。

地植えの場合は、土が5cmほど被さる深さに植え付けます。球根の間隔は、数年間植えっぱなしにするなら5〜6cmほどあけ、カーペット状に咲かせるのであれば密にして植え付けてください。

鉢植えの場合は、球根の頂部を数ミリ出して、5号鉢に対して7球ほど植え付けます。

用土

ムスカリは、水はけのよい土を好み、市販の草花専用培養土で十分に育ちます。または、赤玉土7:腐葉土3の配合土でもよいです。

肥料

地植えの場合は、肥料を与えなくてもよく育ちますが、花後に追肥することで球根が大きくなり、翌シーズンの芽数が増えます。 鉢植えの場合は、緩効性肥料を元肥として与え、花後の5月頃に液体肥料を追肥してください。

切り戻し・剪定

ムスカリを育てるうえで、剪定は必要ありません。

夏越し・冬越し

ムスカリは、夏には地上部は枯れて休眠に入ります。土に植えっぱなしにして、地上部が枯れてきたら水やりをやめてください。また、寒さに強いので屋外でそのまま冬越しします。

病気・害虫

病気は、白絹病に注意しましょう。水はけが悪いと株元に白い糸や小さな卵のようなカビが発生し、そのまま立ち枯れます。病気にかかった株はすぐに取り除き、土壌を消毒してください。

害虫の被害はほとんどみられません。

ムスカリの育て方についてよくある質問

ムスカリの花が終わったらどうする?植え替えは必要?

ムスカリの花が終わったら、花は摘み取り、葉は切り取らずにそのままにしておいて大丈夫です。

ただし、ムスカリは自然に分球するため、2〜3年に1回、7月以降に地上部が枯れたら掘り起こして、秋に植え替えするといいでしょう。

ムスカリの球根を太らせるにはどうする?

ムスカリは、前述の通り、花が終わったら花と葉を落としておくことで、土中の球根を太らせることができます。

葉が自然に枯れるまで水と肥料を与えて、枯れたら水やりと肥料を止めましょう。

ムスカリの育て方はかんたん!

ムスカリは、手間があまりかからずある程度放っておいてもよく花が咲いてくれ、初心者にも育てやすい草花です。グランドカバーとして利用されるほか、品種によっては香料のムスクにも似た香りも楽しむことができますよ。

今回の記事を参考にぜひムスカリをたくさん育てて、華やかなガーデンをつくってくださいね。

三上真史

ムスカリは小さな球根で浅めに植えることができるので、草花同士の空いている隙間に追加して植え付けることもでき、毎年咲いてくれて大活躍ですよ!

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