【ツワブキの育て方】増やし方や植え替え方法は?

ツワブキの基本情報

科・属 キク科ツワブキ属
栽培難易度:かんたん
植え付け時期 3月〜4月、9月〜11月
置き場所 日当たりと風通しの良い場所
肥料 元肥:必要 / 追肥:不要

ツワブキとは?

ツワブキ

Photo by hiroshiさん@GreenSnap

ツワブキは日本原産のキク科の多年草で、海沿いの草原や林縁に自生しています。太い根茎から大きな株が育ち、葉は丸くてつやがあり、秋から冬にかけて黄色の花を咲かせます。

園芸品種では葉の斑入りや花色のバリエーションがあり、四季を通して庭を彩ります。

置き場所・日当たり

ツワブキはとても丈夫なため、置き場所は特に選びませんが、日なた〜明るい日陰を好みます。斑入り品種は日陰すぎると斑が薄れる場合があるので、日当たりを確保しましょう。

種まき・植え付け

ツワブキは種から育てられますが、種は園芸店には販売されていないため、最初は苗を植えつけるのが一般的です。植え付けの適期は3〜4月と9〜11月です。

植え替え

鉢植えのツワブキは、1〜3年に一度の頻度で植え替えを行います。4月を目処に、ひとまわり大きな鉢に植え替えて育てましょう。

用土

ツワブキは水はけと水持ちが良い環境を好みます。鉢植えの場合は市販の草花用の培養土を使えば問題ありません。水はけが心配な場合は腐葉土を混ぜるとよいでしょう。

地植えの場合は元肥を施しておきましょう。

肥料

ツワブキは基本的に肥料もあまり必要ありませんが、大きく育てたい場合は2週間に1回程度液体肥料を施すと良いでしょう。

水やり

ツワブキは、地植えの場合は雨が降れば基本的に水やりは不要です。鉢植えの場合は土が乾いたら十分な水をやりましょう。

増やし方

ツワブキは株分けや根伏せ・茎伏せで増やせます。株分けは、4月の植え替え時に行うのが最適です。株を2〜3本の茎が残るように、ハサミやナイフで根茎を切り分けます。

根伏せ・茎伏せは、挿し木の一種で、根や茎の一部を切除して小さな鉢に植え付ける方法です。葉が全くない古い根茎でも、生命力が残っていれば、新しい土に挿すことで新芽が出てきます。

病気・害虫

ツワブキは比較的病害虫にかかりやすいですが、斑葉病、うどんこ病、褐斑病に注意が必要です。発生した葉は早めに取り除くのがよいでしょう。害虫ではキクスイカミキリと呼ばれるカミキリムシの一種が問題になります。

4〜7月に、茎に卵を産みつけて葉を食い荒らすので、萎れている葉を見つけたらすぐ生え際から取り除きましょう。

ツワブキの育て方まとめ

ツワブキは耐暑性や日陰耐性に優れ、初心者にもおすすめの植物です。日本では古くから愛されてきた艶やかで美しいお花を、ぜひご自宅の庭で長く楽しんでくださいね。

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