ハツユキカズラの毒性は強い?植えっぱなしは増えすぎて危険?
ハツユキカズラは春から秋にかけて葉の色が変化し、ピンクや白から緑へとグラデーションを楽しめる人気の植物です。グランドカバーや寄せ植えで活躍する人気の植物ですが、その一方で「ハツユキカズラは植えてはいけない」といわれることもあります。
この記事では、ハツユキカズラを植えてはいけないといわれる理由と、上手な育て方を解説します。
ハツユキカズラを植えてはいけない?

Photo by まとりょさん@GreenSnap
ハツユキカズラは毒性や繁殖力の高さから、植えてはいけないといわれることもあります。
ハツユキカズラはつる性のため、地面はもちろん、木の幹や壁にも絡みつき、気根を出しながら成長します。適切な剪定をしないと、勢いよく増えすぎて他の植物を飲み込んでしまったり、家の外壁を覆ってしまう恐れがあります。
また、ハツユキカズラは上に伸びるだけでなく、地面に這うツルからも新しい株ができます。
さらにブロック塀などのコンクリート部分に気根を出して絡みついて育つので、剥がそうとすると跡が残り汚くなってしまいます。意図せずコンクリートに張り付いてしまうと大変な作業が待っています。
ハツユキカズラの毒性はつよいの?
ハツユキカズラはキョウチクトウ科の植物で、有毒植物といわれています。樹液に触れるとかぶれることもあるため、剪定する際には注意が必要です。
強い毒性のあるキョウチクトウほどではありませんが、ハツユキカズラには子供やペットが誤食した場合は下痢や麻痺などの中毒症状が出る可能性があります。
ハツユキカズラは植えっぱなしにしてはダメ。
これらのことから、ハツユキカズラを植えっぱなしにしておくのはお勧めできません。以下の点に注意して育てましょう。
定期的にカットして
ハツユキカズラは生育旺盛なので、増えすぎないように定期的に剪定して整えることが大切です。新芽の時期に合わせて春から秋まで、2週間から1か月に一度のペースで伸びた部分を切り落としましょう。つるが伸びすぎないようにカットすることで、増えすぎを抑えることができます。
また、花が咲く時期に剪定を避けると翌年の開花を楽しめます。剪定の際は樹液に注意し、必ず手袋をして作業しましょう。
鉢植えで育てよう
ハツユキカズラを植えっぱなしにしておくと、地面にどんどんツルを這わせて広がります。地植えの場合は周りを防草シートで覆うか、ツルが伸びた部分は切り落とすようにしましょう。プランターなどで鉢植えにすれば根を張る心配はありません。
建物から離れた場所で育てる
ハツユキカズラを植える場所も重要なポイントです。周りの建物や他の植物から適度な距離を保つことで、ツルが絡んだり日陰ができたりするのを防ぎます。
また、隣家の敷地に越境しないよう、狭い場所は避けるのがベストです。ご近所トラブルにならないよう気をつけましょう。
ハツユキカズラは風水的にもデメリットなし!
ハツユキカズラは、恋愛運や子宝運に恵まれるともいわれているため、風水的にもデメリットは特にありません。
定期的な剪定をして増やし過ぎなければ、美しい葉色を楽しめる植物です。今回ご紹介したポイントを押さえて、美しい葉色の変化を愛でながら、グリーンカーテンや目隠しとしても活用してくださいね。