マリーゴールドの虫除け効果|害虫を遠ざけてくれる植え方は?相性の良い野菜は?

マリーゴールドは、夏の花壇を彩る人気の一年草です。オレンジや黄色の花が明るく咲きほこる姿は、見ているだけで元気になれそうですよね。

実は、そんなマリーゴールドには虫除けの効果があることをご存知でしょうか?今回は、マリーゴールドの虫除け効果や、相性の良い野菜との組み合わせなどをご紹介します。

マリーゴールドは虫除け効果がある?

マリーゴールド

Photo by ピーモモさん@GreenSnap

マリーゴールドには特有の香りがあり、この独特の香りに含まれるリモネンという成分が、アブラムシやコナジラミなどの害虫を遠ざける効果があると言われています。

また、マリーゴールドの葉や根には、根菜につきやすいセンチュウと呼ばれる害虫の発生を抑制させる成分も含まれているため、野菜の近くにマリーゴールドを植えたり、マリーゴールドを植えた後の土地で野菜を栽培することで周りの植物を害虫から守ってくれるのです。

コンパニオンプランツとは?

マリーゴールドのように、他の植物と一緒に植えることで相乗効果が得られる植物のことを、コンパニオンプランツと呼びます。コンパニオンプランツを上手く活用することで、害虫の発生を抑えたり、互いの生育を助け合ったりすることができるのです。マリーゴールド以外にも、ニンニクやバジルなどハーブ類に虫除け効果があるものが多いのが特徴です。

マリーゴールドと相性が良い野菜一覧

マリーゴールドは、トマトやナス、キュウリなどの夏野菜と相性が良いと言われています。一緒に植えることで、お互いの害虫を寄せ付けにくくなるのです。

ここからは、マリーゴールドとの組み合わせがおすすめの野菜を具体的に見ていきましょう。

マリーゴールド×ナス科の野菜(トマト、ピーマン、ナス)

ナス科の野菜は、害虫の被害を受けやすいのが特徴です。マリーゴールドを近くに植えることでアブラムシやコナジラミの発生を抑えることができます。

マリーゴールド×ウリ科の野菜(キュウリ、スイカ、メロン、カボチャ)

ウリ科の野菜を好むウリハムシは、マリーゴールドの香りを嫌います。マリーゴールドを近くに植えると、ウリハムシを遠ざける効果があると言われています。

マリーゴールド×アブラナ科の野菜(ブロッコリー、コマツナ)

アブラナ科のブロッコリーにつきやすいコナガは、マリーゴールドが苦手な害虫。ブロッコリーの脇にマリーゴールドを添えてあげると良いでしょう。

マリーゴールド×根菜(じゃがいも、大根、カブ)

マルーゴールドは根菜につきやすいセンチュウを抑制する効果があります。一緒に植えるほか、マリーゴールドを栽培した後に土壌にすき込むことで効果が現れます。

マリーゴールド×ニンジン

ニンジンを加害するヨトウムシは、マリーゴールドの香りを嫌います。畝の周りにマリーゴールドを植えるのがおすすめです。

マリーゴールドのコンパニオンプランツにするときの注意点

マリーゴールドは比較的育てやすい植物ですが、コンパニオンプランツとして利用する際はいくつか注意点があります。

まず、マリーゴールドの種類によって草丈が大きく異なるので、野菜との組み合わせを考える必要があります。また、マリーゴールドの香りの強さも品種によって違うため、なるべく香りの強い品種を選ぶのがおすすめです。

マリーゴールドの種類の中でセンチュウに最も効果があるのは、アフリカン種です。そのほか、生長が早いフレンチ種、冷涼な気候に適したメキシカン種などがあるため、育てる気候や目的によって選びましょう。

マリーゴールドをコンパニオンプランツとして育ててみよう

マリーゴールドは、自然の農薬として病害虫を防いでくれます。コンパニオンプランツを取り入れて、野菜を元気に育てるのはとても面白いですよ。

ぜひ、マリーゴールドを野菜と一緒に育ててみてくださいね。色鮮やかな花と新鮮野菜のコラボレーションを楽しみましょう!

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