モンステラが倒れる!横に広がるのを防ぐ支柱の立て方
大きな葉が印象的なモンステラは、そのまま育てるとバランスが取れず倒れることがあります。そんなときは鉢に支柱を立てるのがおすすめです。
今回は、モンステラの支柱の立て方と、広がるときの対処法をご紹介します。支柱を立ててバランスを保ち、元気に育つ環境を整えましょう。
モンステラは支柱がないと倒れる?
Photo by ちゅらさん@GreenSnap
モンステラは葉が大きく、またぐんぐんと大きく育つ植物のため、支柱は必須アイテムです。
支柱を立てずに育てると、大きく育った葉によって茎が重さに耐えきれず、倒れたりバランスを崩したりすることがあります。そのまま放置すれば、樹形が広がりバランスの悪い見た目になってしまいます。
パキラのように上に伸びてくれれば支柱は必要ありませんが、モンステラは半つる性の着生植物であり、ほかの木にとりついて伸びる習性があります。だからこそ、支柱が必須アイテムなのです。
モンステラに適した支柱の選び方!おしゃれに見えるのは?
不格好に見えやすい支柱ですが、おしゃれに見えるタイプもあります。具体的には6つあります。
モンステラの特徴的な葉は、天然素材でできた支柱との相性が抜群です。ヘゴ棒やココスティックはヘゴ科の植物やココヤシの繊維を使っているので、植物にもやさしい素材として人気があります。 すでにいくつかの植物を育てているなら、統一感を出すためにプラヘゴでそろえるのもおすすめです。ヘゴ棒を模して作られているほか、好きなサイズにカットできるので、この機会に検討するとよいでしょう。
倒れるのを防ぐ!モンステラの支柱の立て方
モンステラに支柱を立てるときは、支柱のタイプにあわせる必要があります。ただ支柱を挿すだけでは効果を生かせないので、それぞれのタイプにあわせてしっかり取りつけましょう。ここでは2パターンの支柱の立て方についてご紹介します。
リングタイプや棒状の支柱を立てるときは?
Photo by くみこさん@GreenSnap
リングタイプや棒状の支柱を立てるときは、モンステラに支柱を挿して紐で結びつけましょう。土に挿す場合は先端がとがった部分を挿す必要がありますが、根を傷つけないようゆっくり挿すよう注意してください。もし根にぶつかる感覚があれば、少しずらすとよいでしょう。
支柱を挿したらビニール紐や麻紐を使って8の字に結びます。支柱側に結び目が向くように結ぶと見栄えがよくなります。
棒状の支柱は1本で支えられる程度の大きさなら問題ありません。しかし、どこか不安定に感じるときは、3~4本挿し込んでバランスを保つとよいでしょう。
太い支柱を使うときの立て方は?
太い支柱を使うときは、植え替えとあわせて行いましょう。一回り大きな鉢に底石を入れたら、支柱を真ん中に挿し込み、3分の1程度の土を入れて支柱を固定します。バランスが保てるようモンステラを土に置いたら、麻紐を使って支柱に仮止めしてください。
土を鉢の縁から3~4cmほど下まで入れて、バランスの悪い茎があればカットして完了です。支柱を立ててすぐの間は、株が広がってしまいます。見栄えも安定感も悪いので、麻紐を使って株全体を立てるように巻きつけると安心です。
モンステラの支柱の立て方についてよくある質問
モンステラの支柱を立てるのに適した時期は?
モンステラの支柱を立てるのに適した時期は、成長期の5~9月です。この時期は回復も早い時期にあたるため、支柱を根に当てて傷つけてしまったり、植え替えをした場合のダメージも比較的早く回復します。
支柱を立てるときは、茎や葉を大きく動かしたり紐でくくったりする作業も伴い、モンステラにとって大きなダメージを与えるきっかけにつながります。できるだけ早く正常な状態に戻るよう、回復の早い成長期に行いましょう。
モンステラの支柱は100円均一ショップでもそろう?
Photo by れおんさん@GreenSnap
モンステラの支柱は、100円均一ショップでも揃えることができます。最近ではガーデニング用品も広く取り扱っているため、プラスチック製であればすぐに手に入ります。
しかしプラスチック製だとサイズがあわない場合も多く、ハサミでカットするのは大変です。そのようなときは以下のアイテムを購入して自作の支柱を作るとよいでしょう。
自作で支柱を作るときの手順は以下のとおりです。
1. 目の粗いタイプのネットを、モンステラのサイズにあうようにカットする
2. 水で戻した水苔をのせる
3. 水苔の中心に新となる支柱(または割り箸)を入れる
4. 結束バンド、または麻紐でネットを閉じる
モンステラの支柱を立てるときは植え替えもすべき?
モンステラの支柱を立てるときは、植え替えにあわせて行うのがベターです。その理由は、支柱を立てるときは土に挿し込む必要があり、モンステラが植えてある状態だと根を傷つける恐れがあるからです。
また、麻紐でくくる作業も必要になることから、モンステラにとっては大きなダメージが続きます。とはいえ、支柱を立てるタイミングと植え替えをバラバラに行うと、そのたびにダメージを与えることになります。
モンステラに限らず、植物にとって根や茎に触れられるのは大きなストレスです。支柱を立てるときは、モンステラの成長期である5~9月の間に植え替えとあわせて済ませましょう。
モンステラが倒れる、広がるときは支柱を立てよう
今回はモンステラの支柱の立て方についてご紹介しました。モンステラは、半つる性の着生植物だからこそ、広がったり倒れたりしないよう、支柱を立てることが大切です。
モンステラが「成長とともに広がっていて見栄えが悪い」と感じるときは、本記事の手順を参考にしながら支柱を立てて安定感を保ちましょう。