スーパーフード「モリンガ」は家で栽培できる?室内での育て方とは
葉や花はサラダやスムージーなどの食用品に、種は油を採取してスキンケア製品に用いられるモリンガ(ワサビノキ)。近年、奇跡の木として注目されるこのモリンガとは、一体どんな植物なのでしょうか。ここでは、モリンガの栄養や効能、育て方などを詳しく解説していきます。
「モリンガ」は栄養価の高い注目のスーパーフード!

モリンガ(学名:Moringa oleifera)は、熱帯および亜熱帯地域で育つモリンガ科の植物です。その栄養価の高さと多様な用途から「奇跡の木」や「生命の木」とも呼ばれています。
モリンガに含まれる栄養素
そんなモリンガには、ビタミンやミネラル、タンパク質が豊富に含まれているといわれています。
ビタミン | モリンガの葉には、ビタミンAやビタミンC、ビタミンEが豊富に含まれています。特に、ビタミンAは人参の約4倍に値するといわれています。 |
ミネラル | カルシウムやカリウム、鉄分などのミネラルも豊富に含まれています。カルシウムは牛乳の4倍、鉄分はほうれん草の3倍といわれています。 |
タンパク質 | 9種の必須アミノ酸がすべて含まれています。 |
モリンガに期待される効果・効能
モリンガに含まれるこれらの栄養素を取り込むことで、体の老化を防ぐ抗酸化作用や、炎症を抑える抗炎症作用、血糖値の調整作用などの効果・効能が期待できるといわれています。
モリンガは日本の一般家庭でも栽培できるの?

モリンガの原産地は熱帯地域ですが、日本国内でもモリンガを栽培することはできます。
ただし、モリンガは寒さに弱いため、日本のような寒暖差のある環境では、花が咲く頃に枯れてしまうことが多いため、種はできにくいといわれています。
沖縄などの温暖な地域であればで露地栽培も可能でしょう。そのほかの地域では、鉢植えにして室内で管理して、寒さにさえ気をつければ栽培自体はむずかしくありません。
モリンガの育て方
栽培環境
基本的には日当たりがよく、温暖な気候を好みます。
用土
モリンガは水はけのいい土を好みます。
種まき時期
モリンガの種まき時期は、春から初夏にかけてが適期です。発芽気温は20℃なので、夜も気温20℃を保てるくらいに暖かくなってから、種まきすると発芽しやすいです。
また、種をあらかじめ一晩水に浸しておくと、発芽率がよくなります。気候条件が合えば、1〜2週間ほどで芽が出ます。
苗気も出回るため、初心者の方はこちらから育てるのもおすすめです。
水やり頻度
モリンガは比較的乾燥に強いです。土が中の方まで乾いたら、都度水やりをします。
収穫時期
モリンガの収穫時期は、夏頃です。種まきしてから、約3〜4ヶ月で収穫できます。
モリンガの冬越し
温暖な地域以外では、冬は保温対策が必須です。室内の寒すぎない部屋(最低でも10℃を保てる場所)に移すか、ビニールで鉢を多い温室のような空間をつくりましょう。
モリンガを室内で栽培してみよう!
スーパーフードとして注目されはじめたモリンガ。気温と水やり頻度にさえ気をつければ、おうちで育てることもできます。生育が旺盛なため、一年で4mほど成長することもあります。ただし、収穫後の劣化が早いので、取ったら素早く乾燥させ、食してしまいましょう。