【プロが教える】観葉植物の置き場所|室内で元気に育てるためのコツは?

置き場所別 おすすめの植物

家の中に植物を置くと、おしゃれな空間を演出するインテリア性はもちろん、植物が持つ癒やし効果によって、家族みんなが安らげる空間づくりにも役立ちます。
しかし、いざ植物を置こうと思い立っても、

「家のどこに、どんな植物を置けばいいんだろう…」と、困ってしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、グリーンコーディネートを幅広く手掛けている空間演出のプロ、前芝良紀さん監修のもと、置き場所別におすすめの観葉植物をご紹介します。

おすすめの観葉植物!もくじ

観葉植物を室内に置くメリットとは?

おうち時間を充実させたい今こそ、家に植物を置くことをおすすめします。
その理由は大きく4つあります。

〈メリット①〉観葉植物が空間をおしゃれに演出する

部屋に観葉植物が1つ置いてあるだけで、空間がパッと明るい印象に。

観葉植物はどんなテイストの部屋にもなじみやすく、インテリアとして手軽に取り入れやすいのも大きなメリットです。

〈メリット②〉観葉植物がストレスの軽減させる

観葉植物をみていると、なんとなく気分が和やかになり、心が癒やされませんか?

じつは観葉植物にはストレスを軽減させる効果があると考えられており、2006年に千葉大学・兵庫県立大学・大阪大学の研究者が発表した実験結果では、部屋に観葉植物を置いた場合と置かない場合を比較した際、部屋に観葉植物を置くことでストレスホルモンが減少するという報告がされています。

〈メリット③〉観葉植物の「緑色」が持つパワー

緑色は、安らぎ、癒し、穏やかといった印象を与えるため、リラックスできる空間づくりにぴったりの色です。
また、緑は目の疲れを癒やす色と言われています。スマホやテレビを長時間みる方や、在宅ワークをされている方におすすめです。

〈メリット④〉日々の生長を楽しめる

新芽が出たとき、若葉がついたとき、花が咲いたとき。ちょっとした変化がうれしく、気づけば毎日の楽しみになります。
ご家庭でこどもと一緒に育てれば、学びや育てる機会にも。

そのほかにも、観葉植物の中には空気清浄効果が期待できるものがあったりと、おうちで気持ちよく過ごすためのメリットがたくさん!

観葉植物は置き場所が大切!

観葉植物をいざ飾ろうと思っても、適当に置き場所を選んではダメです。

じつは観葉植物によって、日の光に強いか弱いかはまったく違います。たとえばオリーブは日光が大好きですが、アジアンタムは強い日差しがあたると葉焼けを起こして枯れてしまいます。

だから観葉植物の置き場所は、その植物が日光を好むかによって、部屋の窓際で日当たりに置くのか、部屋の中ほどで日陰に置くのかを決めることが大切なんです。

観葉植物を置き場所から選んでみよう!

観葉植物の特性で置き場所が決まるということは、すでに観葉植物を置きたい場所が決まっている場合は、置き場所の日当たりにあった観葉植物を選ぶと失敗しにくいということ!

まずは観葉植物を置ける場所・置きたい場所を考えて、置き場所の環境に適した種類を選んでみましょう。
▼ 置き場所を選んで、おすすめの植物をチェック!

「玄関・エントランス」に置く観葉植物

玄関は観葉植物にとって日当たりが不十分な場所です。そのため、日陰でも育てやすい耐陰性のある観葉植物の置き場所にぴったり!

玄関棚の上に置く場合は、小さめサイズのものを。床に置く場合は大きめサイズのものを選びましょう。

また、玄関は風水的に気の入り口になる場所なので、観葉植物を置いてあげると運気があがりますよ。

  • モンステラ
  • ガジュマル
  • パキラ
  • ユッカ
  • セローム

玄関の棚置きにおすすめの観葉植物〈小さめ〉

玄関の床置きにおすすめの観葉植物〈大きめ〉

沖縄観葉の1点ものを探す

「リビング」におすすめの観葉植物

リビングには大きめの観葉植物の置き場所におすすめ。空間のシンボルとなり、上質でおしゃれな雰囲気を演出してくれます。家の中心となるリビングに大きな植物があることで、おうち全体が安心感のある印象になりますよ。

窓際に置けるなら日光を好む観葉植物を。部屋の中ほどで明るい日陰ほどの場所なら、耐陰性の高い観葉植物を選びましょう。

  • ウンベラータ
  • フィカス
  • カポック
  • ストレリチア・オーガスタ
  • エバーフレッシュ
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Q. 小さいサイズの観葉植物はリビングに向いてないの?
もちろん小さいサイズの観葉植物を飾るのもOK!
スペースが限られている場合や植物をたくさん置きたい場合など、テレビボードやテーブルの上などに小さめの観葉植物を置きましょう。
玄関・エントランス編〈小さめサイズ〉の植物は、リビングの棚置き植物としてもおすすめです。

「窓辺」におすすめの観葉植物

日当たりの良い窓辺には、日当たりを好む屋内向きの観葉植物を置き場所におすすめです。 冬の窓辺は冷気の入りやすいので、多肉植物やサボテンは耐寒性がある品種を選びましょう。 吊るすタイプの植物や色彩やかなサボテンなど、装飾性のある植物も素敵なアクセントに。インテリアとして器も一緒に考えると、植物選びがより楽しくなります。

  • リトープス
  • エケベリア
  • セダム
  • コノフィツム
  • ハオルチア
  • アロエ
  • ディッキア
  • 緋牡丹錦
  • コウモリラン
  • リコポディウム
  • ミルクブッシュ

窓辺におすすめのアイテム

ハオルチアを探す
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「キッチン」におすすめの観葉植物

キッチンは食べ物を扱う場所なので、清潔感のあるフレッシュな印象を与える観葉植物がおすすめです。
葉色がさわやかできれいな観葉植物のほか、小さめのハーブなどもおすすめ。キッチンに土を置くのに抵抗がある方は、水耕栽培やバブルジェリーでハーブやポトスを育ててもOK!

  • アスプレニウム
  • クッカバラ
  • ブルースター
  • ポトス
  • アジアンタム
  • タイム
  • バジル
  • ローズマリー
  • セージ

キッチンにおすすめのアイテム

「バルコニー・ベランダ」におすすめの観葉植物

バルコニーやベランダには、日光を好む寒さに強い観葉植物を置きましょう。

また、バルコニーやベランダは近隣住宅からの人目が気になる場所でもあります。目隠しとして植物を活用するのもおすすめ。ベランダでお花を楽しみたい方におすすめの植物もピックアップしました。

  • シマトネリコ
  • オリーブ
  • アガベ
  • シルクジャスミン
  • ストレリチア・レギネ
  • ワイヤープランツ
  • ローズマリー
  • グレビレア
  • アイビー
  • センペルビウム
  • クリスマスローズ
  • パンジー
  • ビオラ
  • スノードロップ
  • ガーデンシクラメン

バルコニー・ベランダにおすすめのアイテム

 

観葉植物の置き場所は慎重に選ぼう!

今回は観葉植物の置き場所や、置き場所別でおすすめの観葉植物をご紹介しました。ぜひ植物選びの参考にしていただき、おうちの中を癒やしの空間にしましょう!

この記事の監修
前芝 良紀
前芝 良紀
オーダーメイドの花屋「varench apart 15(バレンチアパート)」主宰。
東京コレクションのランウェイ装飾をはじめ、アパレルブランドやインテリアショップのテキスタイル協力や空間装飾、植栽やグリーンコーディネートなども幅広く手掛けている。
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