ローズマリーの挿し木による増やし方を解説!水耕栽培でも増やせる?

ローズマリーは爽やかな香りが特徴的なハーブで、料理やハーブティーに使われるほか、観賞用としても人気があります。ローズマリーは株が古くなると木質化していき、ハーブとしての利用が難しくなるので、挿し木をして株を更新しましょう。

この記事ではローズマリーの挿し木での増やし方について、時期や失敗しないコツなど詳しくご紹介します。

ローズマリーの挿し木の時期

ローズマリー

Photo by めるぷーさん@GreenSnap

ローズマリーの挿し木は、5〜6月と9〜10月が適期です。このほかの時期は、気温が高すぎたり低すぎたりして、ほとんどの場合失敗してしまうので避けましょう。

また、春と秋の剪定のタイミングで挿し木をすれば、剪定した枝を活用できます。

ローズマリーの挿し木方法

準備するもの

  • 清潔なハサミやカッター
  • 挿し木用の土や赤玉土小粒
  • 育苗ポットや浅めで広口の鉢(駄温鉢)
  • ルートン(発根促進剤)

挿し木の方法

  1. 元気な新芽を10〜15cm程度の長さで切り口をななめにしてカットする。
  2. 下から3〜5cmほどの葉を取り除く。
  3. 切り口にルートン(発根促進剤)をつける。
  4. 鉢に挿し木用の土を入れて、水で湿らせておく。
  5. 挿し穂の葉を取った部分まで土に挿し込み、軽く土を押さえて固定したら、たっぷりと水やりをする。

ローズマリーの挿し木をしたあとの管理方法

挿し木をしたローズマリーは、発根するまで3〜4週間ほどかかります。その間は風通しのよい半日陰で、土が乾燥しないように毎日水やりをして管理します。

しっかりとした発根を確認したら、植え付けや植え替えをしましょう。

ローズマリーの挿し木でよくある質問

ローズマリーは水耕栽培(水挿し)でも育てられる?

ローズマリー

Photo by びわほうしさん@GreenSnap

ローズマリーは水耕栽培でも育てることができます。手順は、挿し穂を同じように切り取り、下半分の葉を取り除いて、水に挿します。直射日光を避けた場所に置いて、毎日水を交換しましょう。

1週間ほどで発根してくるので、水に液体肥料を混ぜて様子を見ながら管理していきます。

ローズマリーの挿し木を失敗しないコツは?

ローズマリーの挿し木をする際は、肥料のない土を使い、発根を待つ期間は肥料を与えないようにしましょう。土に栄養が豊富にあると雑菌が繁殖しやすく、挿し穂の切り口から雑菌が入って、失敗しやすくなってしまいます。

また、ローズマリーの発根は1ヶ月ほどかかるため、途中で気になっても1ヶ月は抜かないようにしましょう。

ローズマリーの挿し木に挑戦しよう

ローズマリーは生命力が強いので、適切な時期と方法で行えば、比較的失敗が少なく挿し木で増やすことができます。ローズマリーは数年同じ株を育てていると木質化してしまうので、長く楽しみたい方は挿し木にチャレンジしてみましょう。

Sale

Unavailable

Sold Out

Spin to win Spinner icon